鈴木聡美復活リオ切符「本心から喜べたのはロンドン以来かも」

[ 2016年4月7日 05:30 ]

100m平泳ぎでの五輪出場を決めた鈴木はガッツポーズ

競泳リオデジャネイロ五輪選考会兼日本選手権第3日 

(4月6日 東京辰巳国際水泳場)
 ロンドン五輪のメダリストが、復活の泳ぎを見せた。女子100メートル平泳ぎ決勝で序盤からトップに立った鈴木は、最後は渡部にかわされたが、1分6秒72で2位。久々の1分6秒台で、2大会連続の五輪を決め「本心から喜べたのは、ロンドン五輪以来かも」と笑顔だった。

 五輪後はキックの改善を試みて不振に陥り、昨年は世界選手権代表からも漏れた。抵抗を減らそうと「膝を閉じた状態」でのキックに取り組んだが「どうしても体が沈んで記録につながらない悪循環だった」と気持ちまで沈んだ。2月に神田コーチから「膝を開いてキックを打ってみよう」という助言を受け、ロンドン五輪時のフォームに回帰。途端に泳ぎの感触、記録もめきめき向上。「前回の銅メダルより上を目指したい」とリオに向けて自信も取り戻した。

 ◆鈴木 聡美(すずき・さとみ)12年ロンドン五輪の女子200メートル平泳ぎで銀、100メートル平泳ぎで銅、400メートルメドレーリレーで銅と3つのメダルを獲得した。福岡・九産大九州高、山梨学院大出、ミキハウス。1メートル68、62キロ。25歳。福岡県出身。

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2016年4月7日のニュース