藍「悔しい」18位で終戦 2日目までは首位も…

[ 2016年4月5日 05:30 ]

通算5アンダー18位に終わった宮里藍(AP)

米女子ゴルフツアーANAインスピレーション最終日

(4月3日 米カリフォルニア州 ランチョミラージュ ミッションヒルズCC=6634ヤード、パー72)
 首位と2打差の5位から逆転を狙った宮里藍(30=サントリー)は2バーディー、5ボギーの75とスコアを落とし、通算5アンダーの283で18位に終わった。68の野村敏京(23=フリー)は通算4アンダーで26位、70の大山志保(38=大和ハウス工業)は通算2アンダーの36位。世界ランキング1位のリディア・コ(18=ニュージーランド)が69をマークして通算12アンダーで昨年9月のエビアン選手権からメジャー2連勝を達成した。

 2打差を追った中、トップの背中は前半で遠のいた。宮里は4、5番で連続ボギーを叩くなどショットに精彩を欠いた。終盤はずるずると後退し「悔しい気持ち。納得のいく内容ではない。ここは最終日に伸ばさないと勝てない」と漏らした。

 予選ラウンドでの好調を支えてきたショットにブレが生じた。「前日から左に行くことが多かった。気持ちの面からくるものだと思うけど、タイミングがずれた」。フェアウエーキープ成功は7度だけ。ラフからのショットでは硬いグリーンで止まらず、パーオンに成功したのは8度だった。

 それでも「いいところで決まってくれたし、パターのロフトを替えたことが大きかった」と課題のパッティングには光が見えた。

 パット数は4日間を通して1ラウンドあたり20台を保った。予選ラウンドの2日間で首位をキープできたのは、小技の復活が大きかった。4年間優勝から遠ざかっているだけに「どの試合でも、どのタイミングでもいいから勝ちたい」と決意してのシーズンイン。「最大の目標」と語るメジャーでは成し遂げられなかったが、前週3位に続き、復調傾向であることは確かだ。「(優勝への)手応えはある。スコアを伸ばさないと勝てないという意味では遠く感じている自分もいるが、そういう経験は何度もしてきているから」と前向きに締めくくった。

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2016年4月5日のニュース