ウォリアーズ 77戦で69勝目

[ 2016年4月4日 15:50 ]

ウォリアーズのクレイ・トンプソン (AP)

 NBAは3日に各地で11試合を行い、ウォリアーズは地元オークランドでトレイルブレイザーズを136―111(前半63―56)で下して77戦で69勝目。1日のセルティクス戦に敗れてホームの通算連勝記録は54でストップしたが、71~72年のレイカーズと96~97年のブルズがマークしている歴代2位のシーズン勝利記録に並んだ。

 ステファン・カリー(28)は9本の3点シュートを決めて39得点。今季の3点シュート成功本数はチーム全体で1013となり、史上初めて4ケタの大台に乗った。また自身の成功本数は378。すでにリーグ新記録を更新中だが、前人未踏の400本をも視野にとらえている。

 ドレイモンド・グリーン(26)は22得点10リバウンド10アシストで今季13回目のトリプルダブルを達成。クレイ・トンプソン(26)は21得点をマークした。

 ウォリアーズは残り5試合で3勝すると、ブルズが95~96年に達成したNBAのシーズン最多勝記録(72勝)に並ぶ。なお左膝を痛めていたセンターのフェスタス・イージリー(26)が1月25日以来、32試合ぶりに戦列に復帰し、この日は先発して9分間出場。左足首を痛めているアンドレ・イグダーラ(32)もまもなく復帰する予定で、今季64勝12敗のスパーズとまだ2試合を残しているウォリアーズにとっては“朗報”となっている。

 西地区全体6位のトレイルブレイザーズは41勝37敗。ダミアン・リラード(25)が38得点を稼いだが、ウォリアーズの“空中戦”を防ぎきれなかった。

 ウォリアーズのホーム通算連勝を阻止したセルティクスはロサンゼルスでレイカーズを107―100(前半57―48)で退けて45勝32敗。アイザイア・トーマス(27)がチーム最多の26得点をマークし、5試合を残してプレーオフ進出を決めた。東地区全体では3位ホークスと同率で4位。5位ヒート、6位ホーネッツとは0・5ゲーム差となった。

 レイカーズは16勝60敗。チーム史上、ファイナルで過去11回対戦している宿命のライバルとの最後の一戦で、コービー・ブライアント(37)が34得点を稼いで善戦したが及ばなかった。

 西地区全体4位のクリッパーズは、ステイプルズ・センター(ロサンゼルス)でのダブルヘッダー第1試合でウィザーズに114―109(前半60―49)で勝って48勝28敗。足と手を痛めて3カ月近く戦列を離れていた主力フォワードのブレイク・グリフィン(27)が46試合ぶりに復帰したが、24分の出場で6得点に終わった。チームはグリフィン不在の間、30勝15敗という好成績で乗り切っており、復帰第2戦以降も精彩を欠くと存在感を問われることになりそうだ。

 東地区全体10位のウィザーズは37勝40敗。7位ペイサーズと8位ピストンズとは4ゲーム差をつけられており、残りが5試合となったことを考えるとプレーオフ進出はほぼ絶望となった。

 <その他の結果>

ペリカンズ(29勝47敗)106―87ネッツ(21勝56敗)、マーベリクス(39勝38敗)88―78ティンバーウルブス(25勝52敗)、ロケッツ(38勝39敗)118―110サンダー(53勝24敗)、キャバリアーズ(55勝22敗)112―103ホーネッツ(44勝32敗)、ジャズ(39勝38敗)101―86サンズ(20勝57敗)、マジック(33勝44敗)119―107グリズリーズ(41勝36敗)、ブルズ(39勝38敗)102―88バックス(32勝45敗)、ペイサーズ(41勝36敗)92―87ニックス(31勝47敗)

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