男子個メは萩野と大也の一騎打ち 北島、好タイムで準決勝へ

[ 2016年4月4日 13:56 ]

<競泳日本選手権初日 男子400M個人メドレー予選>力強い泳ぎを見せる萩野(手前は瀬戸大也)

競泳日本選手権初日

(東京・辰巳国際水泳場)
 競泳のリオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権は4日、東京・辰巳国際水泳場で開幕した。初日は男女の400メートル個人メドレーと400メートル自由形の計4種目の決勝が午後7時から行われる。

 注目は男子400メートル個人メドレー。昨年の世界選手権で2大会連続となる金メダルを獲得し、既に代表に内定している瀬戸大也(21=JSS毛呂山)と12年ロンドン五輪銅メダリストの萩野公介(21=東洋大)との一騎打ちが予想される。

 午前の予選では萩野がただ一人4分10秒を突破する4分9秒80の好タイムでトップ通過した。「タイムは申し分ない。自分の感覚より速かった」。昨年は右肘を骨折し、国際大会を棒に振った21歳は早くも好調ぶりをアピールした。

 瀬戸は2位通過だったが、タイムは萩野に6秒以上遅れる4分15秒96。「日本記録(萩野の4分7秒61)を出さないと勝てない」と危機感を示した。

 過去に幾度も好勝負を演じてきた同じ年のライバル対決は今回は萩野が優位に立っている。92年バルセロナ五輪男子100メートル平泳ぎ4位で、解説者の林享氏は「萩野は予選では最初のバタフライが日本記録を出した時(13年日本選手権)より1秒以上速い。ラストのクロールも余裕があった。決勝は4分5~6秒台も狙える」と大幅な日本記録更新にも期待した。

 また、男子100メートル平泳ぎ予選では5大会連続五輪出場を目指す北島康介(33=日本コカ・コーラ)が1分0秒07の好タイムをマークし、1位で夜の準決勝に駒を進めた。

 今大会で、日本水泳連盟が定めた派遣標準記録を突破し、2位以内に入った選手がリオデジャネイロ五輪日本代表に選出される。

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