稀勢の里、春巡業V 綱取りへ視界良好

[ 2016年4月4日 08:00 ]

大相撲春巡業

(三重県伊勢市)
 大相撲の春巡業が3日、三重県伊勢市の伊勢神宮で始まり、午後に行われた幕内トーナメントで大関・稀勢の里が優勝した。決勝で琴奨菊を倒し2年ぶり2度目の栄誉に輝き「(61度目の)歴史ある大会なのでうれしい」と笑顔。春場所は13勝2敗の好成績で、次なる夏場所(5月8日初日、両国国技館)で高いレベルの優勝を果たせば横綱昇進の可能性もあるだけに幸先の良いスタートとなった。

 今巡業から同行する貴乃花巡業部長(元横綱)は3月30日の部長就任時に「稽古をすることが相撲界の繁栄につながっていく」と方針を示しており、大関は「そういうふうに部長から声を掛けてもらいましたので一生懸命やっていく」と期待に応えていく構え。きょう4日の三重県伊賀市巡業から稽古を開始する。

続きを表示

2016年4月4日のニュース