新十両19歳佐藤「早く幕内に」 貴乃花部屋初の日本出身関取

[ 2016年3月30日 19:12 ]

新十両昇進が決まり、笑顔で記者会見する佐藤。右は師匠の貴乃花親方

 日本相撲協会の夏場所(5月8日初日・両国国技館)の番付編成会議で新十両昇進が決まった佐藤(19)=本名佐藤貴信、兵庫県出身、貴乃花部屋=が30日、エディオンアリーナ大阪で師匠の貴乃花親方(元横綱)とともに記者会見し「一番一番必死にやってきた。早く幕内に駆け上がりたい」と抱負を述べた。

 親方にとっては自身が育てた初の日本出身関取となる。埼玉栄高時代に世界ジュニア選手権無差別級を制した有望株を「足腰が強く、精神的に落ち着いてきた」と評価。十両では本名のままで、幕内昇進時に新たなしこ名を授けるという。「もととなるのは稽古場の鍛錬。今まで以上に頑張ってほしい」とエールを送った。

 佐藤は突き、押しを武器に所要10場所で新十両を決めた。夏場所に向けて「わくわくする。きっぷのいい相撲でお客さんに喜んでもらえる相撲を取る」と気持ちを高ぶらせた。関学大出身初の力士、宇良(木瀬部屋)も新十両昇進。元幕内の玉飛鳥(片男波部屋)は3場所ぶりに十両へ復帰した。

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2016年3月30日のニュース