錦織 ストレート快勝で3年連続8強 マスターズ初制覇へ前進

[ 2016年3月30日 12:26 ]

男子シングルス4回戦で第1セットでサーブを放つ錦織(AP)

 テニスのマイアミ・オープン第8日は29日(日本時間30日)、米フロリダ州マイアミで行われ、男子シングルス4回戦で、第6シードで世界ランキング6位の錦織圭(26=日清食品)は、同18位のロベルト・バウティスタ(27=スペイン)に6―2、6―4でストレート勝ちを収め、3年連続の8強進出。4大大会に次ぐ格付けのマスターズ大会初制覇へまた一歩前進した。

 熱戦が続いた影響で試合開始が1時間遅れ、スタートしたのは現地時間午後10時。コートも変更となったが錦織に影響はなく、過去3戦全勝のバウティスタを相手に第1セットから積極的に攻て主導権を握った。立ち上がりはブレーク合戦となったが、錦織がバウティスタのミスを突いて第3ゲームをブレークすると、そこから4ゲームを連取。第6ゲームではミスも出てジュースに持ち込まれたが、連続エースを決めてキープに成功した。5―2の第8ゲームではこの日4本目のサービスエースを決めるなどきっちりキープし、第1セットをものにした。

 第2セットでも、第1ゲームでバウティスタのミスに乗じていきなりブレーク。第5ゲームはブレークポイントを生かせなかったものの、続く第6ゲームではジュースに持ち込まれながらもキープ。そのまま押し切ってこのセットも連取し、貫禄のストレート勝ちで準々決勝進出を果たした。

 今大会、フェデラー(スイス)は体調不良で欠場し、ナダル(スペイン)は初戦で途中棄権、A・マリー(英国)は3回戦で敗退した。上位陣が軒並み姿を消す中で、錦織より世界ランキングが上位なのは決勝で対戦する可能性のある世界1位のジョコビッチ(セルビア)だけ。錦織は準々決勝で世界16位のガエル・モンフィス(29=フランス)と対戦する。

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2016年3月30日のニュース