錦織ストレート勝ち発進で3回戦へ 対戦相手の弱点見透かした

[ 2016年3月27日 01:42 ]

男子シングルス2回戦でガッツポーズをする錦織圭(AP)

 テニスのマイアミ・オープンは26日、マイアミで行われ、男子シングルスで世界ランキング6位で第6シードの錦織圭(26=日清食品)は初戦の2回戦で予選から勝ち上がった同107位のピエールユーグ・エルベール(25=フランス)に6―2、7―6でストレート勝ちした。

 レシーブを選択した錦織は、いきなり第1ゲームをブレークすると4ゲーム連続連取するなど、終始主導権を握り、30分で第1セットを物にした。

 第2セットは2つのダブルフォールトをきっかけに第4ゲームでブレークを許したが、第9ゲームで長いラリーを制しブレークバック。タイブレークへともつれ込み、7―4で制した。

 粘って制した第2セットについて「5-2まではリターンゲームでチャンスがなかった」「その中でタイブレークでしっかり勝てて良かった」と振り返り、「(エルベールは)リターンを打った後動きが悪いのでなるべく左右に散らして。ストロークがそこまでよくないので、そこでアドバンテージをとれるようにしっかり意識していました」と冷静にプレーを分析した。

 今大会日本勢は男子で西岡良仁(20=ヨネックス)が第21シードのフェリシアノ・ロペス(34=スペイン)を6―4、6―4で破り、女子シングルス2回戦で大坂なおみ(18)は第14シードのサラ・エラニ(28=イタリア)に6―1、6―3で快勝するなど、活躍が続いている。

 3回戦は世界29位で第27シードのアレクサンドル・ドルゴポロフ(27=ウクライナ)と対戦する。「トリッキーなプレーヤーですし、サーブがいいのといろんなショットを使ってくるので、気を付けながら、風もマイアミはすごく強いのでその中で考えながらプレーしたいと思います」と意気込んだ。

 また、予選を勝ち抜いた伊藤竜馬(27=北日本物産)は第16シードのガエル・モンフィス(29=フランス)に3―6、2―6で敗れ、3回戦進出はならなかった。

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