兄弟子の暴行で力士失明…芝田山親方に賠償命令「即刻控訴する」

[ 2016年3月24日 19:22 ]

 大相撲・芝田山部屋の20代の元力士が、兄弟子に暴行を受け失明状態になったとして、芝田山親方(元横綱大乃国)と兄弟子らに損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は24日、暴行があったと認めた上で、親方が弟子の安全に配慮する義務を怠ったと指摘し、親方と兄弟子に計約3200万円の支払いを命じた。

 佐久間健吉裁判長は、元力士の証言などに基づき、1年半以上にわたって兄弟子から日常的に暴行されていたと判断。2011年3~4月に拳で顔やあごを5、6回殴られるなどし、網膜剥離を悪化させたと認定した。

 親方は訴訟で「同じ建物に住んでいるのでトラブルがあればすぐ分かる」と暴行を否定したが、佐久間裁判長は、親方が出稽古の様子を把握していなかったとし、弟子らとの意思疎通が不十分だった可能性を指摘。「積極的に元力士と話していれば、暴行に気付いたはずだ」と述べた。

 判決によると、元力士は中学を卒業して入門。11年4月に実家に戻り、13年に引退した。兄弟子は傷害容疑で書類送検され不起訴処分となった。

 芝田山親方は「明らかに不当な判断で、即刻控訴する」とし、元力士は弁護士を通じ「兄弟子と親方は、判決を真摯に受け止めてほしい」とのコメントを出した。

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