貴乃花親方 決意表明(1)北の湖前理事長の遺志を受け継ぐ

[ 2016年3月24日 06:26 ]

貴乃花親方 理事長選出馬表明

 大阪場所開催の中、私、貴乃花光司は3月28日に行われます理事会において次期理事長に立候補させていただくことを決意致しました。

 現在の心境は、土俵に立って艱難(かんなん)辛苦をともにした友と心を一つにして立ち上がる決意だけです。今回の理事長選立候補は、あくまでも私を支えてくださる同志の協力があってのことです。不安は尽きませんが、同志同胞の方々からの協力があればこそ奮い立つ思いでおります。

 親方稼業に入ってからの育ての親であります故・北の湖前理事長は、いつでもわがままで生意気な私を協会の執行部にまで引き上げてくださいました。私は北の湖前理事長から受けたご恩に報いる必要があると感じています。公益財団法人への移行を果たし、伝統文化を命懸けで守り抜いた北の湖前理事長の遺志に応えなければなりません。それは、私の役目だと感じております。

 協会を運営する者には、家族親族を含めると数千人規模の生活がかかっています。弟子の獲得や保護、送り出した親御さんが安心できる世界観の形成など、やるべきことがたくさんあります。相撲界は、この国しかない、世界でここにしかない公益財団法人です。時代の流れに負けずにしがみついてでも親方稼業を志す者たちで邁進(まいしん)してゆくべきだと思います。純粋な想(おも)いで土俵に上がってきた力士経験者が組織の核となり責任を担ってゆく。そして、それをしっかりと理解していただける有識者のご意見を賜りながら前進しなければならないと思っています。

 これが私にとって最初で最後の勝負となります。今後10年間で、できる限りの精進をする強い意気込みを持っていますが、選ばれし者が継いでいけばいいだけのことですから、私はもう二度と理事長選に立候補するという気持ちはありません。これは人生の中での本気な思いです。選ばれなかった時は、弟子という家族と、妻と我が子という家族と静かに暮らし、自らの愛弟子から横綱を育てたい。選ばれない方が気は楽です。正直に申し上げました。

 しかし、一度きりの人生です。散るか咲くかは分かりかねますが、一度きりの人生で二度とない人生を目指して参ります。何卒ご指導ご鞭撻(べんたつ)を賜りたい所存でございます。

 強い決意をここに宣言いたします。

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