葛西、W杯501試合目は7位も「表彰台は近い」

[ 2016年3月19日 01:13 ]

1回目の飛躍を終え、記録の発表を待つ葛西紀明

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は18日、スロベニアのプラニツァで個人第28戦(HS225メートル、K点200メートル)が行われ、前人未到のW杯個人通算501試合目の葛西紀明(43=土屋ホーム)は合計415・5点で7位だった。

 得意とするフライングヒル。1回目に216・5メートルを飛んで9位につけた葛西は2回目に224メートルまで距離を伸ばし、順位を二つ上げた。ロベルト・クラニエッツ(スロベニア)が224・5メートル、236・5メートルの合計447・6点で今季2勝目、通算7勝目を挙げた。

 他の日本勢は伊東大貴(雪印メグミルク)が413・2点で9位、竹内択(北野建設)398・5点で13位、1回目30位の小林陵侑(土屋ホーム)は2回目に219・5メートルを飛び383・7点で23位まで順位を上げた。

 栃本翔平(雪印メグミルク)と作山憲斗(北野建設)は上位30人による2回目に進めず、それぞれ34位と40位だった。

 ▼葛西紀明の話 ジャンプは2回とも良かった。風がもう少し良ければ…。これは運なので仕方ない。表彰台は近いという感覚がある。最終戦で上がれそうな気がする。

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