錦織「いいテニス」苦手なコートでも盤石のストレート勝ち

[ 2016年3月15日 05:30 ]

3回戦進出を決めた錦織(AP)

BNPパリバ・オープン男子シングルス2回戦 錦織6―3、6―3ククシュキン(カザフスタン)

(3月13日 米カリフォルニア州インディアンウェルズ)
 男子シングルスで世界ランキング6位の錦織圭(26=日清食品)は、初戦の2回戦で同90位のミハイル・ククシュキン(28=カザフスタン)に6―3、6―3で快勝した。3回戦では第30シードのスティーブ・ジョンソン(26=米国)と対戦する。女子シングルス3回戦で世界89位の奈良くるみ(24=安藤証券)は世界37位のバルボラ・ストリコバ(29=チェコ)に6―3、1―6、2―6で逆転負けした。

 苦手なコートでも盤石の勝ちっぷりだった。「100点ではないが、このスコアで勝てたのはいいテニスができた証」と素直に喜んだ。開始直後のゲームからブレークに成功。積極的なリターンで、ククシュキンの第2サーブでの得点率をわずか39%に抑え込んだ。デ杯英国戦ではA・マリーと5時間近い死闘を演じたが「体もデ杯の筋肉痛がなくなって、いい状態にある」と軽快だった。

 この大会のハードコートはボールが高く、イレギュラーに弾む。使用球については「重く感じて体に負担があり、嫌い」とはっきり言う。さらに空気が乾燥しているためボールが伸び、距離感もつかみにくい。過去7度の出場で昨年の16強が最高。それでもマスターズ大会制覇は今季の目標の一つだ。「負けている年はミスで自滅している。サーブの安定感が必要」と上位進出の鍵を挙げた。

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2016年3月15日のニュース