NCAAトーナメント組み合わせ決まる エール大54年ぶり出場

[ 2016年3月14日 17:18 ]

ビッグ12カンファレンスを制し歓喜のカンザス大(AP)

 男子バスケットボールのNCAAトーナメント(全米大学選手権=15日開幕)に出場する68校とその組み合わせが13日に決定し、APランキング1位のカンザス大(27勝4敗)は南部地区の第1シードとなった。優勝候補の一角でもある同2位ミシガン州立大は中西部地区の第2シード。地区第1シードは中西部がバージニア大(26勝7敗)、東部が北カロライナ大(28勝6敗)、西部がオレゴン大(28勝6敗)となった。

 学業優秀な大学がそろうアイビーリーグを制したエール大(22勝6敗)は実に54年ぶりの出場。西部地区1回戦でベイラー大(22勝11敗)と顔を合わせることになった。なお上位4校が集結する「ファイナル4」はヒューストンでの開催。今季の全米王者を決める決勝は4月2日に行われる。

 日本の渡辺雄太(21)が所属するジョージ・ワシントン大(23勝10敗)はNCAAトーナメントには進出できなかったが、NIT(全米招待=参加32校)への出場が確定。16日の1回戦でホフストラ大(24勝9敗)と対戦する。

 米国ではカレッジ・バスケットボールが佳境に入るこの時期を「マーチ・マッドネス(3月の狂喜、熱狂)」と呼び、ローカル色が全面に押し出されることで有名。NCAAトーナメントの「ブラケット」と呼ばれる組み合わせが決まると、全67試合の勝者を予想するのが“お約束”で、オバマ大統領もこの中に加わってくる。勝ち残ったチームの呼び名も独特。16強はベスト16ではなくスイート16、8強はエリート8、そして4強はファイナル4と呼ばれ、その“称号”がチームにとっての勲章になる。

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