太田、リオ五輪出場確実に 4大会連続、男子フルーレ

[ 2016年3月14日 13:23 ]

 男子フルーレの2008年北京五輪個人と12年ロンドン五輪団体でいずれも銀メダルを獲得した太田雄貴(森永製菓)の個人でのリオデジャネイロ五輪出場が確実になった。日本フェンシング協会が14日、発表した。04年アテネ大会から4大会連続の五輪代表となり、リオで日本勢初の金メダルに挑む。

 30歳の太田はロンドン五輪後、一時休養。20年東京五輪・パラリンピック招致活動に尽力し、開催が決まった13年9月の国際オリンピック委員会(IOC)総会ではプレゼンテーションも行った。その後、同年の東京国体で実戦に復帰した。

 五輪に弾みをつけたのが、昨夏の世界選手権。個人、団体の全種目を通じて日本勢初の金メダルを手にし「一つ目標を達成した。リオで自分の一番いいところを見せられたら」と喜びを語った。

 ただ、出場を熱望していた団体はことし2月のワールドカップ(W杯)で可能性が消滅。「現実をちゃんと受け止められずにいる自分がいる」とブログに心境をつづった。悔しさをばねに、日本フェンシングの第一人者は個人で頂点を狙う。

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2016年3月14日のニュース