鶴竜 慎重になり過ぎた「相手に合わせてしまった」

[ 2016年3月14日 05:30 ]

豊ノ島を攻めきれず黒星スタートの鶴竜

大相撲春場所初日

(3月13日 エディオンアリーナ大阪)
 横綱・鶴竜は手痛い黒星発進だ。先に右上手を引いて自分の型になりながら、慎重になり過ぎた。過去16勝8敗で若干苦手意識のある豊ノ島に対し攻め手に迷う間に、巻き返しからもろ差しを許して寄り切られる逆転負け。「頭をつけていればよかった。相手に合わせて、相撲を取ってしまった」と言って唇をかんだ。

 八角理事長も「安全に勝ちたい気持ちがあって勝負どころを逸した」と敗因を指摘した。場所前は自身初の全勝優勝を目標に掲げていたが早くもチャンスは消滅。昨年秋場所の優勝以降の2場所はいずれも5日目までに2敗し優勝戦線から脱落しているだけにここからの立て直しが大切だ。

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2016年3月14日のニュース