19歳森田 国内プロ初戦7位 米国主戦場で「成長できた」

[ 2016年3月7日 05:30 ]

18番、ティーショットを放つ森田

女子ゴルフツアー ダイキン・オーキッド・レディース最終日

(3月6日 沖縄県南城市 琉球ゴルフ倶楽部=6649ヤード、パー72)
 今大会がプロ転向後の国内ツアー初戦だった森田遥(19=フリー)は22位から出ると、3バーディー、ボギーなしの69で回り、通算1オーバーの289で7位に食い込んだ。ディフェンディングチャンピオンのテレサ・ルー(28=台湾)がこの日ベストスコアの68をマークし、通算8アンダーで大会初の連覇を達成。節目のツアー10勝目を挙げた。

 15年1月のプロ転向後に米国を主戦場にした森田は、これがプロとしての国内ツアー初戦。最終日に気を吐いてトップ10入りし「コンディションが悪い中で耐えるゴルフができた」と笑った。

 6番で手前カラーから10メートルをパターでねじ込んでバーディーが先行。後半も11、12番でバーディー。多くの選手が強風でスコアを落とす中、森田と李(イ)知(チ)姫(ヒ)だけがボギーなしでホールアウトした。宮崎晃一キャディーが第2ラウンド終了後に足を痛め、第3ラウンドは急きょハウスキャディーを起用。最終ラウンドも予選落ちした上原彩子のキャディーとペアを組むドタバタに動じなかった。

 アマだった14年にツアーで何度も優勝争いを経験。プロとなった昨年は米下部ツアーのシメトラツアーを主戦場とした。5月のシメトラ・クラシックで優勝も、1年間の海外生活は「つらかった。ゴルフの結果が悪くて泣きながらプレーしたこともある」という。だが「人間的にも成長できた」とかけがえのない経験となった。米ツアー昇格に届かず、今季は予選会4位を経て日本ツアーにフル参戦。「シーズンは始まったばかり。一試合ずつベストを尽くしたい」。米国で力を付けた19歳は表情を引き締めた。

続きを表示

2016年3月7日のニュース