錦織 A・マリーと4時間54分の死闘の末敗れる…日本敗退

[ 2016年3月7日 03:09 ]

アンディ・マリー戦でリターンする錦織圭(AP)

 男子テニスの国別対抗戦、デ杯ワールドグループ(WG)1回戦、日本―英国最終日は6日、英国のバーミンガムでシングルスが行われ、第1試合で世界ランキング6位の錦織圭(26=日清食品)は同2位アンディ・マリー(28)とのエース対決で4時間54分の死闘の末、5―7、6―7、6―3、6―4、3―6で敗れた。これで対戦成績が1勝3敗となり、日本は2年ぶりの準々決勝進出はならず、WG残留が懸かる9月の入れ替え戦に回る。2連覇を狙う英国は、7月の準々決勝に進出した。

 錦織は敗れはしたが、2セット奪われた後、2セットを奪い返し、ファイナルセットに持ち込む粘りを見せた。

 第1セット、錦織は立ち上がりサーブに苦しむマリーからブレークチャンスを得るも奪えず。逆に第4ゲームをブレークされてしまう。しかし、2―4で迎えた第7ゲームを錦織がブレークバック。見事なダウンザラインでゲームを奪うと小さく何度もガッツポーズした。しかし、5―6からの第12ゲームをブレークされ5―7で落とした。

 第2セットは錦織がいきなり第1ゲームをブレーク。だが第4ゲーム、サーブに苦しむ錦織はブレークバックを許して2―2に。その後は互いにサービスゲームをキープしタイブレークへ。0―4から追いつき5―4とリードも再び逆転され6―8で落とした。

 第3セットはともにサービスゲームをキープしていたが、錦織が第9ゲームでブレーク、第10ゲームもきっちりキープして第3セットを6―3で取った。

 第4セットも錦織の動きの良さが目立つ。第5ゲーム、第7ゲームをブレークし5―2とリード。第8ゲームでブレークされたが、第10ゲームをきっちりキープして6―4で奪った。

 第5セットは第1ゲームを錦織がブレークも、すぐ第2ゲームをブレークバックされる。第4ゲームもブレークされるが、第5ゲームでブレークバックという展開。だが、第6ゲームもブレークを許し押し切られた。

 日本は初日、錦織がエバンズを下して1勝を挙げたが、ダニエル太郎がA・マリーに敗れ、2日目も西岡良仁(ヨネックス)内山靖崇(北日本物産)組がA・マリー、ジェイミー・マリー組に敗れて通算1勝2敗。3勝した方が7月の準々決勝に進むため、後のない状況となっていた。

続きを表示

この記事のフォト

2016年3月7日のニュース