五郎丸 SR初先発フル出場も…勝負どころでPG2本外す

[ 2016年3月6日 05:30 ]

初の先発出場となったウェスタンフォース戦の前半、PGを決めるスーパーラグビー・レッズのFB五郎丸

スーパーラグビー第2節

(3月6日 ブリスベン)
 第2節が行われ、FB五郎丸歩(30=ヤマハ発動機)がスーパーラグビー(SR)で初先発したレッズはウェスタンフォースに6―22で敗れ、開幕2連敗となった。前後半にPGを1本ずつ決めた五郎丸だが、後半の勝負どころでPG2本を外すなど、チームの期待に応えられず。新天地で初めて15番を背負って80分間フル出場を果たしたが、ホーム開幕戦はほろ苦い結果に終わった。

 試合の流れを相手に渡す、痛いミスキックだった。6点を追う後半5分、左中間37メートルの位置でのPG。入れば3点差で、反撃への号砲となるはずのキックだったが、ボールはゴールポスト右へとそれた。4分後、逆にPGを決められて9点差に。さらに同23分には、ほぼ正面35メートルのPGを右ポストに当てて外して、この日のキック成功率は4本中2本で50%。「自分に与えられた仕事を100%出すことができずに残念。結果を残していかないと、チームの力になれない」と、試合後の会見でも厳しく自己採点した。

 80分間プレーしたことで、ボールインプレーではライン攻撃に何度も参加。後半には展開攻撃で見事なクイックパスをウイングにつなげてチャンスを演出するシーンもあったが、チームが最も期待する右足の精度を欠き「まずはそこ(キック)を修正することが一番の課題」と話した。

 本拠サンコープ・スタジアムは、13年前の03年8月2日に高校日本代表の一員としてブリスベン高校代表と対戦した会場。思い出の地での4599日ぶりの試合は厳しい結果となったが、まだ始まったばかり。「しっかり結果を残していきたい」とリベンジを誓い、次戦に目を向けた。

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