日本はチームTRで2位 シンクロのリオ五輪予選

[ 2016年3月6日 00:22 ]

 シンクロナイズドスイミングのリオデジャネイロ五輪世界最終予選は5日、同五輪会場のマリア・レンク水泳センターでチームのテクニカルルーティン(TR)が行われ、6大会連続の五輪出場を狙う日本(乾、三井、箱山、丸茂、中牧、小俣、中村、吉田)は92・0997点で2位だった。ウクライナが92・2855点でトップに立った。6日のフリールーティン(FR)との合計得点で上位3カ国が出場枠を獲得する。五輪に出場するのは8カ国で、すでに枠を獲得している5カ国は今予選に出場していない。

 日本は力強い和太鼓のリズムに乗ってダイナミックな演技を見せ、終盤に縦一列に並んで順番に脚を広げる演技で大きな拍手を浴びた。だが得点は伸びず、井村ヘッドコーチは「93点は出てもおかしくない。どうしてか」と不満顔。最大のライバル、ウクライナに抜かれて悔しい2位発進となった。

 五輪本番会場の屋外プールで、夏の強い日差しを受けた。グアムでの事前合宿で屋外対策はしてきており、同コーチは「気にはなるけど、この会場の条件だから」と織り込み済みの様子だったが、厳しい現実を突きつけられた。今大会は1位が目標。6日のフリーに向け、同コーチは「いつも通りやるだけ」と口元を引き締めた。(共同)

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2016年3月6日のニュース