白鵬4場所ぶりVへ始動 いきなり30番「頑張った人が優勝する」

[ 2016年3月3日 05:30 ]

大阪市内の宮城野部屋で本格的な稽古を開始した白鵬(右)

大相撲春場所初日

(3月13日 エディオンアリーナ大阪)
 大相撲春場所(13日初日、エディオンアリーナ大阪)で4場所ぶりの優勝を狙う横綱・白鵬(30)が大阪市内の宮城野部屋で本格的な稽古を開始した。今年から稽古場が堺市内から大阪市内に移転。新しい土俵で十両の石浦らといきなり30番(22勝8敗)の熱のこもった稽古を行い「相撲勘が鈍ることもある。思い出しながら、時間をかけてやりました」とたっぷりと汗をかいた。

 既に3場所優勝から遠ざかっており、横綱になってから12年夏場所~秋場所以来の自己最長のブランクだ。大鵬を超えて35度優勝し「どこに向かっていけばいいのか」と燃え尽きかけた気持ちは「一日一日を大事にやっていこう」と切り替わった。今場所は大関・琴奨菊の綱獲りに注目が集まるが「阻止してやれ、というのはない。昔はそういう気持ちもあったけどね。頑張った人が優勝する」とマイペースで36度目の賜杯を目指す。

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2016年3月3日のニュース