綱とり琴奨菊が本格始動 大阪入り後に初の稽古「いい感じ」

[ 2016年3月1日 11:25 ]

横綱昇進を目指し、稽古に励む琴奨菊

 大相撲春場所(13日初日・エディオンアリーナ大阪)で横綱昇進を目指す大関琴奨菊が1日、大阪府松原市の佐渡ケ嶽部屋で大阪入り後初の稽古を行い、注目の集まる同場所へ向け本格的に始動した。

 琴奨菊は土俵の周りですり足などをしながら、部屋の新弟子を指導した。相撲は取らず、三段目力士を相手に押す稽古で体の動きを確認。「体の慣らしから始めた。いい感じ。この環境で闘っていかなければいけない」と決意を述べた。稽古場には見物客や報道陣約50人が詰めかけ、関心の高さをうかがわせた。

 32歳の琴奨菊は1月の初場所で日本出身力士10年ぶりの優勝を達成。春場所では3代目若乃花以来18年ぶりとなる日本出身の新横綱誕生が期待されている。来週からは他の部屋への出稽古を計画しているという。

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2016年3月1日のニュース