NBAの伝説選手 カリーを止められない現状に“喝”「コーチが無能」

[ 2016年2月26日 11:22 ]

元NBA選手のオスカー・ロバートソン氏(中央)は友人とともに笑顔を見せる (AP)

 NBAの伝説的選手として知られるオスカー・ロバートソン氏(77)が25日、米国のスポーツ専門局ESPNのラジオ番組で「今のコーチはバスケットボールを理解していない」とアウトサイドシュートを止めることができない指導者を批判した。

 ロバートソン氏は「外からシュートを決められたら、ディフェンスを少し広げようと思わないかい?」と話を切り出し、「今のコーチはディフェンスを理解しているようには思えないね。コート上で何が起こっているか分かっていないんだよ」とNBA各チームの監督、ならびにコーチの無能さにあきれた様子だった。

 アウトサイドシュートといえば、ウォリアーズのステファン・カリー(27)が思い浮かぶが、ロバートソン氏はその才能を認めつつも、カリーの成功は今日の“ザル”と化したディフェンスに負うところが大きいと指摘する。

 ロバートソン氏が活躍した1960年代から70年代前半は、NBAにまだ3ポイントルールが存在しない時代。それでも、「優れたアウトサイドシューターはいた」と語る同氏は「我々がプレーしていた頃、相手に外からシュートを決められたら、次はハーフコートディフェンスなどでプレッシャーをかけたものだ」と振り返り、「今はそんなことをしないじゃないか。もう一度言うよ。私にはコーチがバスケットボールを理解しているように思えないね」と冒頭のコメントを繰り返した。

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