竹内3位 W杯2季ぶり表彰台 天候不良でNH変更生かす

[ 2016年2月22日 05:30 ]

3位となり、今季初の表彰台を決めた竹内(AP)

 ノルディックスキーのW杯ジャンプ男子は21日、フィンランド・ラハティで個人第21戦(HS100メートル、K点90メートル)が行われ、竹内択(北野建設)が96メートル、95・5メートルの合計229・9点で3位となり、個人で2季ぶりの表彰台に立った。43歳の葛西紀明(土屋ホーム)は94メートル、93メートルの220・4点で16位だった。ミヒャエル・ヘイベク(オーストリア)が241・4点で今季2勝目、通算3勝目を挙げた。伊東大貴は20位、伊藤謙司郎は23位、栃本翔平(以上雪印メグミルク)は27位。上位30人による2回目に進めなかった作山憲斗(北野建設)は39位だった。試合は強風のためラージヒルからノーマルヒルでの実施に変更となった。

 強風の影響でノーマルヒルに変更となった試合で竹内が2シーズンぶりの表彰台に上がった。「うれしい。ジャンプも最近安定してきていた。2回目も(条件が)荒れていた中で落ち着いて飛べた。何をすればいいかが明確だった」と笑顔を見せた。

 1回目はW杯個人総合上位選手にも失敗が相次ぐ大荒れの展開。その中で竹内はK点を6メートル越えて好位置につけた。今季序盤は調子が上がらなかった。新しいブーツへの変更を検討するなど試行錯誤していたが、ようやく助走の姿勢が安定。「うまくはまれば表彰台もあるかも」と話していた通り、2回目も95・5メートルを飛び、3位をキープした。個人総合トップのP・プレブツ(スロベニア)が15位に沈むなど、波乱含みの混戦で存在感を示した。

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2016年2月22日のニュース