白井、床で優勝 新技「シライ3」は回避…体操AGF杯

[ 2016年2月21日 20:06 ]

男子床運動決勝の演技を終え、ガッツポーズする白井健三

 体操の種目別で争う国際大会のAGF杯最終日は21日、アゼルバイジャンの首都バクーで決勝が行われ、男子の白井健三(日体大)は昨秋の世界選手権で金メダルに輝いた床運動を16・150の高得点で制した。男子で最高H難度の新技「シライ3」は回避した。早坂尚人(順大)は8位。白井は跳馬も14・975点で優勝し、平行棒は4位だった。

 長谷川智将(日体大)はあん馬を15・400点、鉄棒を14・800点で制し、つり輪は4位。萱和磨(順大)はつり輪で14・800点の2位、平行棒で3位に入った。

 リオデジャネイロ五輪シーズンの本格的な幕開けとなる大会で、白井らは今季初戦だった。

 ▼白井健三の話 床運動は伸身リ・ジョンソン(シライ3)を抜いたことで、気持ちに余裕ができた。難度を下げたのでこの内容は当然。さすが世界チャンピオンだと言わせたかった。

 ▼長谷川智将の話 すごくうれしい。優勝は気持ちいい。(国際大会の復帰戦を)けがなく無事に終えられたことにほっとしている。

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2016年2月21日のニュース