逆転Ｖのチャン、フリー歴代２位の得点「心と体が一緒に」　

男子で優勝し、メダルを手にするパトリック・チャン

フィギュアスケート四大陸選手権最終日

（2月21日 台湾・台北）
　ソチ冬季五輪後の休養から今季復帰したチャンが、フリーで世界歴代２位の２０３・９９点を出し、復活を印象づけた。演技点では５項目全てに９点台後半をそろえ「人生初というくらい、楽しみな気持ちでリンクに立てた。ようやく心と体が一緒になった」と喜びを語った。

　ＳＰの後は氷の状態に不満をもらしていたが、この日は「自分に集中できていた」。冒頭の４回転―３回転の連続トーループを流れるように決めると、ジャンプ、ステップ、スピン全ての要素で加点を引き出した。

　羽生、フェルナンデスらが待つ世界選手権へ向け「いまの競技レベルの高さを考えると怖いけど、結果よりもきょうのような気持ちで滑ることを目標にしたい」と意気込んだ。（共同）