15歳池江 3つめ日本新2冠!ただ一人24秒台マーク

[ 2016年2月21日 05:30 ]

<コナミオープン水泳競技大会1日目>日本新記録で決勝を制し記録証を手に笑顔を見せる清水と池江(右)

競泳コナミオープン

(2月20日 東京辰巳国際水泳場)
 スタートを0秒63で反応した池江が浮き上がりでトップに立つと、ただ一人25秒を切って日本新記録を達成。隣のレーンを泳いだ内田が持っていたタイムを0秒21上回ると、200メートル自由形は大会記録で制した。現役選手では萩野の4つに続く、女子最多3つの日本記録保持者となった。

 「スタートが決まって最後まで行けた。(新記録が出る時は)感覚が良くて、そんなにきついと感じずに泳げる」。昨年10月に100メートルバタフライ、今年1月に100メートル自由形で新記録を出した際は目に涙を浮かべ喜んだが、今回は涙はなし。「慣れてきたというか、自信を持って行けた」と中学3年ながら、女王の風格すら漂ってきた。

 冬場はスタミナ重視の練習に励んだ中、スピード勝負のレースで記録を出した意味は大きい。大きな成長曲線を描くスーパー中学生が、リオ切符を完全に射程に入れた。

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2016年2月21日のニュース