松山 風邪から回復!出場2試合連続優勝へ7位浮上

[ 2016年2月21日 05:30 ]

第2ラウンド、6番でティーショットを放つ松山英樹

米男子ツアー・ノーザントラスト・オープン第2日

(2月19日 米カリフォルニア州パシフィックパリセーズ リビエラCC=7322ヤード、パー71)
 第1ラウンドの残りと第2ラウンドが行われ、出場2試合連続優勝を目指す松山英樹(23=LEXUS)は27位から出た第2ラウンドを5バーディー、1ボギーの67で回り、通算6アンダーの136で首位と4打差の7位に浮上した。第1ラウンドを1オーバーの75位で終えた岩田寛(35=フリー)は76と崩れ、通算6オーバーの148で予選落ち。64をマークしたジェーソン・コクラク(30=米国)が通算10アンダーで首位に立った。

 難しい最終18番で3メートルのバーディーパットを沈めると、ギャラリーから「マツヤマー!」と歓声が飛んだ。松山は何度も手を上げて応えた。同組のマキロイ、クーチャーをしのぐ安定感抜群のゴルフで7位に浮上した。

 開幕前に風邪をひいてプロアマを途中棄権し体調が心配されていたが「だいぶ良くなった。体が軽くなった」と回復。コンディションが戻るとともにショットの精度も高まり、パーオン率は83・33%。次々とバーディーチャンスを築いた。

 1番パー5は残り220ヤードを5Iでピン左10メートルに2オンさせ、難なくバーディー発進。その後はチャンスをなかなか決められなかったが、8番で5メートルを沈めてスコアを伸ばした。11番パー5では残り259ヤードを3Wで約10メートルに2オンさせて3つ目のバーディー。12番でティーショットを右に曲げてボギーとしたが「あまり高望みしないでプレーしているので、ゆっくりとゴルフができている」と話すように、焦ることはなかった。

 パットは「(優勝した2週前の)フェニックス・オープンよりは良くない」と分析するが「3パットする感じじゃない。ショットが離れたところについてもストレスじゃない」と感触は悪くない。14番パー3では下りの4メートルのバーディーパットを絶妙のタッチで流し込みスコアを伸ばした。

 首位とは4打差。「悪くない位置」と手応えをのぞかせる。勝てば米男子ツアーで日本人初となる出場2試合連続優勝の快挙となるが「簡単にできるとは思っていないし、意識していない」と高ぶりはない。「しっかりコンディションを整えたい」と足元を見詰めた。

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2016年2月21日のニュース