渡部暁は2位 W杯複合個人第13戦

[ 2016年2月20日 00:25 ]

個人第13戦で2位となり、表彰式で笑顔の渡部暁斗(左)(ノルディックフォーカス撮影)

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合は19日、フィンランドのラハティで個人第13戦が行われ、渡部暁斗(北野建設)が2位となった。表彰台は2戦連続で今季9度目。

 前半飛躍(HS130メートル、K点116メートル)で122・5メートルの126・4点で4位につけ、トップと44秒差で出た後半距離(10キロ)で追い上げた。エリック・フレンツェル(ドイツ)が今季7勝目、通算30勝目を挙げた。飛躍で首位のヤールマグヌス・リーベル(ノルウェー)が距離も1着でフィニッシュしたが、ゴール直前でコースを間違えていたことが判明し、レース後に失格となった。

 永井秀昭(岐阜日野自動車)は21位、渡部剛弘(明大)は31位、加藤大平(サッポロノルディックク)は32位、渡部善斗(北野建設)は34位だった。

 ▼渡部暁斗の話 (最後の直線で)僕のストックとフレンツェルのスキーが引っかかった。しょうがない。いいレースができた。また2位だが、全然内容の違う2位。すっきりしている。

 ▼永井秀昭の話 最後の4周目で(ペースが)落ちちゃったが、3周目まで速い選手についていけたのは大きな収穫。次のレースにつながる。

 ▼渡部剛弘の話 体の調子があまり良くなかった。W杯得点(30位以内)は取れると思っていたが、思ったより走れなかった。切り替えて、次の試合で爆発できれば。

 ▼加藤大平の話 すごくスキーが滑ったが、生かせなかった。W杯で戦う体になっていない。膝があまり良くない。多分手術することになる。一からつくりなおさないと。

 ▼渡部善斗の話 速い集団で走るのが課題だったが、2周目が終わった後、がくっと体にきた。リズムが悪くてついていけなかった。まずはジャンプで飛ばないと。(共同)

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2016年2月20日のニュース