“琴菊論争”に終止符!ルーティン名「琴バウアー」に決定

[ 2016年2月17日 05:30 ]

まじめな表情で会見する琴奨菊

 大相撲初場所で日本出身力士として10年ぶりに優勝した大関・琴奨菊(32)が16日、都内の日本記者クラブで会見を行い“琴菊論争”に終止符を打った。取組前に行うルーティンの呼び名が「琴バウアー」「菊バウアー」とファンの間で混在していたが、自ら指名した記者に答えを委ねて「琴バウアー」に決定。春場所(3月13日初日、エディオンアリーナ大阪)を控え、先代師匠(元横綱・琴桜、写真)から教えられた「琴」の意味をかみしめ、綱獲りに挑む。

 会見で最も盛り上がったのは琴奨菊が取組前に胸を大きく反りながら深呼吸するルーティンについて。ファンの間で「琴バウアー」か「菊バウアー」で呼び名が分かれて話題になり、大関は「どっちでもいい。自分もはっきり分かりません。アンケートを取って多い方で」などと語っていた。

 しかし、そんな論争に終止符が打たれたのは会見の最後。おなじみのポーズで写真撮影に応じた後に突然、大関自ら「せっかくですから」と海外通信社の女性記者にどっちがいいのか答えを求めると「琴バウアー!」と返答が返ってきた。これに対し、大関は「先代師匠(元横綱・琴桜)が“琴という字は今に王になるという意味だ”とよく言っていた。琴バウアーでいきましょう!」と納得の様子。次なる春場所で最高位を狙う立場としては最適の命名だった。

 入門時の師匠だった先代は9年前に亡くなったが、今でも心の支えだ。祐未夫人と挙式した2日後の今月1日。千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋近くの墓に出向いた。「結婚できました。優勝できました。32歳になりました。今が一番相撲が楽しいです。もっともっと努力していきます」――。全ての報告をしっかりと済ませ、先代と同じ32歳での横綱昇進を誓った。

 この日の会見では「先代が私を見つけてくれましたから」と最高位を射止めた暁に第53代横綱・琴桜と同じ「不知火型」の横綱土俵入りを継承する意向も示唆した。現師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)も「先代のお墓の前で不知火型を披露させたい」と断言する。「琴バウアー」を代名詞に春場所でチャンスをつかみ、今度は墓前で両手を大きく広げる雄大なせり上がりを披露する。

続きを表示

この記事のフォト

「渋野日向子」特集記事

「バスケットボールW杯2019」特集記事

2016年2月17日のニュース