葛西 2回目意地のジャンプ見せるも「悔しい」10位

[ 2016年2月16日 05:30 ]

 ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は14日、ノルウェー・ビケルスンで個人第19戦(HS225メートル、K点200メートル)を行い、葛西紀明(土屋ホーム)は合計415・0点で10位だった。1回目に199メートルで21位と出遅れたが、2回目は237・5メートルを飛んで順位を上げた。ペテル・プレブツ(スロベニア)が237メートル、249メートルの469・0点で2連勝、今季11勝目、通算17勝目を挙げた。竹内択(北野建設)は11位、伊東大貴は21位、栃本翔平(ともに雪印メグミルク)は24位だった。

 葛西は2回目に順位を一気に上げる意地の飛躍でトップ10に食い込んだが、出遅れがあまりにも痛かった。踏み切りにミスがあったようで「タイミングが早かったかな」と、K点の1メートル手前に着地した1回目を残念がった。2回目はヒルサイズを12・5メートル超え、観客席をどっと沸かせた。ただ、本人はスタート位置が上がり「チャンスだった」と、自身が持つ240・5メートルの日本最長記録更新も狙える条件と考えていたそうで「250メートル近くいきたかった。悔しい」と納得していなかった。3連戦を終え「精神的な疲れもあったのかもしれない」と話した。

 ▽ジャンプ男子個人第19戦 (1)ペテル・プレブツ(スロベニア)469・0点(237メートル、249メートル=最長不倒)(2)クラフト(オーストリア)461・6点(238メートル、231メートル)(3)スティエルネン(ノルウェー)459・7点(249メートル=最長不倒、231メートル)(10)葛西紀明(土屋ホーム)415・0点(199メートル、237・5メートル)(11)竹内択(北野建設)410・6点(215・5メートル、228メートル)(21)伊東大貴(雪印メグミルク)375・7点(206・5メートル、209メートル)(24)栃本翔平(雪印メグミルク)367・2点(212メートル、199・5メートル)

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2016年2月16日のニュース