コービー 最後の球宴で有終!最多記録196点勝利に貢献

[ 2016年2月16日 05:30 ]

自身最後のオールスター戦で笑顔を見せるレイカーズのコービー・ブライアント (AP)

 NBAオールスターゲームが14日、カナダ・トロントのエア・カナダ・センターで行われ、西軍が東軍を196―173で下した。今季限りでの引退を表明している西軍のコービー・ブライアント(37=レイカーズ)は10得点、6リバウンド、7アシストで、最後の球宴を勝利で飾った。MVPはチーム最多の31得点したラッセル・ウエストブルック(27=サンダー)が2年連続で獲得した。

 派手な活躍はなくても主役は最後までブライアントだった。入場時から再三「コービー」コールが起こった。得意のフェード・アウェー・シュートを決めると大歓声。最終Q残り1分、ベンチに退く際には大観衆にスタンディングオベーションで称えられた。最後の球宴は昨季西軍がマークした163点の最多得点記録を大幅に上回る196点での勝利だった。

 ファン投票トップで選出された球宴MVP4度のお祭り男が、チームプレーに徹した。無理に攻めずに10得点、パスの配球役に回って7アシスト。そのおかげで27歳のウエストブルックは3点シュート7本の31得点、27歳のカリーは試合終了間際にハーフライン付近から超ロング3点シュートを決めるなどして26得点。周囲の若手を生かしたブライアントは「彼らとプレーするのはとても楽しかった。素晴らしい時間を過ごせたよ」と静かに笑って振り返った。長年NBAの顔として活躍したブライアントは、その役目を後輩たちに託した。

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2016年2月16日のニュース