仏「トップ14」 巨額の放映権料で興行面最も成功

[ 2016年2月16日 05:30 ]

五郎丸 仏「トップ14」の名門トゥーロンからオファー

 トップ14は近年、興行的に世界で最も成功しているリーグだ。リーグは巨額の放送権料を分配し、それを元手に各チームは国外の有名選手の獲得合戦を展開している。

 10~11年シーズンからはサラリーキャップ制度(年俸総額の上限を規定)が導入されたが、それでも他国リーグの平均年俸を上回っている状態。今季ラシン・メトロがニュージーランド代表SOカーターと結んだ年俸約150万ユーロ(約2億円)の3年契約は、ラグビー史上最高年俸とされている。中でもトゥーロンは「ラグビー界のレアル」と揶揄(やゆ)されるほどの金満クラブで、各国の代表選手が名前を連ねている。

 ▽トップ14(フランス1部リーグ) 1892年にフランスで発足したリーグで、毎年8月下旬から翌年6月にかけて開催。大会方式は14チームによるホーム&アウェーの総当たりによるレギュラーシーズンの後、上位6チームがプレーオフで優勝を争う。歴代最多優勝はトゥールーズの19回。日本人では大畑大介がモンフェラン(現クレルモン)で、吉田義人、斉藤祐也(いずれも元日本代表)がコロミエ(現在は2部リーグ)でプレーしている。

続きを表示

2016年2月16日のニュース