ゆず・北川悠仁「思い入れのある選手」ラビーン推しで予想的中

[ 2016年2月14日 16:16 ]

NBAオールスターゲーム前夜祭の3点シュートコンテスト後にカリーを取材するゆず北川悠仁

 NBAのオールスター前夜祭が13日、カナダ・トロントで行われ、恒例のダンクコンテストではプロ2年目のザック・ラビーン(20=ティンバーウルブス)が昨季に続いて連覇した。WOWOWで現地ゲスト解説を務める人気デュオ「ゆず」の北川悠仁(39)は戦前からラビーンを優勝候補の筆頭に挙げており、見事予想を的中させた。

 アーロン・ゴードン(20=マジック)との争いとなった決勝は激闘だった。互いに50点満点を連発し、勝負は延長戦に突入。そして3本目も両者は50点を叩きだした。続く4本目は予選から合わせると6度目のダンク。それまで豪快な技を繰り出していた2メートル6のゴードンはネタ切れを起こし、力任せのダンクで47点止まり。一方、1メートル96のラビーンはフリースローライン付近で踏み切ると、空中を舞うように跳び上がり、ボールを左から右へ股下に通してリングに叩き込んだ。垂直跳び114センチの驚異的なバネを生かした高難度の技で4本連続の50点満点をマークし、勝負を決めた。北川は「技の多さと安定感はさすがダンク王のラビーンですね」と感心しきりだ。

 ラビーンの身体能力の高さやダンクの実力は誰もが認めるところだが、北川が今回ラビーン推しだったのにはもう一つ理由がある。2年連続の現地取材となる北川は昨年の公開練習の際、ラビーンに「君こそダンク王」と記した手ぬぐいをプレゼントした。すると後日、今度はラビーンの方からテレビ局を通じてサイン入りのシューズが届いたのだ。30センチを超える右側だけの大きな靴は「自宅の棚に飾ってます」と大事な宝物だ。そんな交流があっただけに「思い入れのある選手なんです。応援していたので、よかった」と喜んだ。

 また、3点シュートコンテストは決勝で27点だったクレイ・トンプソン(26=ウォリアーズ)が初優勝した。北川が優勝候補筆頭に挙げていたのは前年度覇者のステファン・カリー(27=ウォリアーズ)だったが、23点で次点。コンテスト後の取材エリアでカリーに声をかけた北川は「負けて悔しそうでした」と一緒になって残念がった。その一方でどんな時にも丁寧に取材に応じる姿を見て「(昨年契約メーカーのプロモーションで来日し)また東京に来たいと言ってました。一流選手はプレーだけでなく、人としても尊敬できる」とあらためてカリーの魅力も感じていた。

 現地14日に行われるオールスターゲームは日本時間15日午前9時30分からWOWOWプライムで生中継される。また、北川が球宴の舞台裏を取材した「ゆず北川悠仁のNBAオールスター潜入取材!バスケットボール最高峰の祭典を直撃!!」が22日午後8時からWOWOWライブで放送される。

続きを表示

2016年2月14日のニュース