暁斗は今季6度目2位「案の定という感じ」 善斗は今季最高8位

[ 2016年2月10日 23:45 ]

優勝したフレンツェル(中)、2位の渡部暁(左)、3位のグローバク(AP)

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合は10日、ノルウェーのトロンヘイムで個人第12戦が行われ、渡部暁斗(北野建設)は2位となり、今季初優勝はお預けとなった。渡部暁は今季6度目の2位。

 前半飛躍(HS140メートル、K点124メートル)で137・5メートルの137・2点でトップに立った渡部暁は、後半距離(10キロ)で2位のエリック・フレンツェル(ドイツ)に27秒差をつけてスタート。粘ったものの、後半に逆転を許し、15・9秒差をつけられた。フレンツェルは今季6勝、通算29勝目。W杯得点も2位で、首位フレンツェルとは147点差となった。

 渡部善斗(北野建設)が今季自己最高の8位となり、渡部剛弘(明大)は21位、加藤大平(サッポロノルディックク)は26位、永井秀昭(岐阜日野自動車)は45位だった。

 ▼渡部暁斗の話 案の定という感じ。2位に入っているのは最低限。決して悪くない数字だが、自分のパフォーマンスはあまり納得できるものではない。なかなか勝てない。

 ▼渡部善斗の話 今季の中ではいい試合だった。いい部分の方が少し大きかった。距離で順位を上げられた試合はあまりない。もう少しジャンプが良くなれば、もっと(上を)狙える。

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