ウォリアーズ ホーム通算42連勝、20年ぶりリーグ記録あと2

[ 2016年2月10日 16:39 ]

35得点をマークしたウォリアーズのカリー(AP)

 NBAは9日に各地で5試合を行い、ウォリアーズは地元オークランドでロケッツを123―110(前半69―66)で退けて10連勝。今季成績は47勝4敗で、ホームでは24戦全勝となった。

 昨季からは通算42連勝で、ブルズが95年3月30日から96年4月4日にかけて樹立したリーグのホーム連勝記録(44)にあと2。ホームの次戦は球宴後のロード6連戦を終えたあとのホークス戦(3月1日)で、その次のサンダー戦(同3日)を含めた2試合に勝てば、ブルズの記録に20年ぶりに並ぶことになる。

 この日は第3Q終了時点で93―93と接戦。しかしステファン・カリー(27)が3点シュート7本などで35得点をマークし、第4Qを30―17で制して連勝記録を更新した。

 ロケッツは連敗で27勝27敗。ジェームズ・ハーデン(26)が37得点を挙げたものの、ウォリアーズのホーム連勝記録を阻止することはできなかった。

 ジャズは敵地ダラスでマーベリクスを延長の末に121―119(前半51―58、延長11―9)で下し、7連勝で26勝25敗。昨年11月28日以来の「貯金1」となった。第4Qの残り1・5秒、この日29得点を稼いだロドニー・フッド(23)の3点シュートで同点。延長ではゴードン・ハワード(25)がブザービーターとなるジャンプ・シュートを決め、ダラスでは10年1月9日以来となる勝利を収めた。

 マーベリクスは今季8回目となった延長戦をものにできず、29勝26敗で球宴前の前半戦を終了。このカードのホーム連勝記録は10でストップした。

 デレク・フィッシャー監督(41)を解雇したニックスは地元ニューヨークでウィザーズに108―111(前半50―63)で敗れて6連敗。23勝32敗とファンの期待を裏切る形で球宴前の前半戦を終えた。

 ウィザーズは23勝27敗。ジョン・ウォール(25)が28得点17アシスト、ブラドリー・ビール(22)が5本の3点シュートなどで26得点を挙げて勝利に貢献した。

 スパーズは敵地マイアミでヒートに119―101(前半54―47)で勝って5連勝で44勝8敗。ラマーカス・オルドリッジ(30)が28得点、カワイ・レナード(24)が23得点を稼ぎ、このカードでは6連勝を飾った。

 ヒートは29勝24敗で球宴に突入。ドウェイン・ウェイド(34)が20得点、クリス・ボッシュ(31)が18得点と球宴出場コンビが活躍したものの連敗を喫した。

 バックスは地元ミルウォーキーでセルティクスに112―111(前半53―54)で競り勝って21勝32敗。連敗を5でくい止めた。

 試合はわずか“1秒間”で激動。バックスは第4Qの残り1秒、グレグ・モンロー(25)がゴール下でシュートを決めて111―109と勝ち越した。しかしタイムアウト後のスローインで、セルティクスはゴール下に飛び込んだ2メートル13のケリー・オリニク(24)にボールを入れ、たまらずバックスのジェリード・ベイレス(27)が背中を押す反則で阻止。オリニクがフリースローを2本とも決めて111―111となり、延長戦に突入するかと思われた。

 ところがバックスが最後のスローインをした際、パスコースを止めようとしたセルティクスのエイブリー・ブラドリー(25)がバックスのクリス・ミドルトン(24)に接触。これが痛恨の反則となり、残り0・6秒からフリースローを行ったミドルトンは1本目を決めたあと、時間をつぶすために故意に2本目を外して試合は終了した。

 セルティクスの連勝は4で止まって31勝23敗。ここ2試合、ブラドリーは土壇場でいい活躍をしてきたが、この日は自分のミスで勝機を逃す結果となった。

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