リアリティー番組のスター フロリダ州初の女性アメフト監督に就任

[ 2016年2月9日 15:46 ]

フィールドへ走り出す選手たち (AP)

 米国のマイアミジャクソン高校は8日、ラカトリオナ・ブランソン氏が同校のアメリカンフットボール部監督に就任したことを発表した。女性がアメリカンフットボール部の監督を務めることはフロリダ州では初めてのことだという。

 大学進学時にはバスケットボールの奨学金を得たほか、かつては女子アメリカンフットボールの独立リーグでもプレーしていたというブランソン氏。現在は同校で体育教師として勤務しているそうだ。

 就任会見の場で同氏は、「多くの人物が監督という役職を求めるが、今ここに誰がいるのかを見て欲しい。選手たちにはしっかりと準備させるつもり。勝つ準備はできている」と自信満々の様子だった。

 高校のアメリカンフットボール部だというのに、わざわざ記者会見がセットされたのには、同州初の女性監督という以外にも理由がありそうだ。実は、ブランソン氏は「サウス・ビーチ・トウ」というリアリティー番組に出演していたことがあり、米国ではちょっとした有名人。しかし、本人は会見の冒頭で「ここにいるのは番組のことを話すのではなく、フットボールの話をするため」と釘を刺すなど、過去ではなく未来に注目を浴びるつもりだ。

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2016年2月9日のニュース