松山V圏内残った!小技キラリ!パット冴えて3打差暫定4位

[ 2016年2月7日 05:30 ]

第2ラウンド、18番でバンカーショットを放つ松山英樹。通算7アンダー

米男子ゴルフツアー・フェニックス・オープン第2日

(2月6日 米アリゾナ州スコッツデール TPCスコッツデール=7266ヤード、パー71)
 第1ラウンドの残りと第2ラウンドが行われたが、日没順延で4人が競技を終えられず、6日に残りを消化した。首位から出た松山英樹(23=LEXUS)は4バーディー、3ボギーの70で回り、通算7アンダーの135で首位と3打差の4位と優勝圏内にとどまった。石川遼(24=CASIO)は30位で出た第2ラウンドで77と崩れ、通算4オーバーの104位で予選落ち。65のジェームズ・ハーン(34=米国)が通算10アンダーで首位に立った。

 好調の小技を駆使して粘りきった。松山は好位置をキープして決勝ラウンドに進み「難しいコンディションでよくアンダーパーで回れた」と安どの笑みを見せた。

 課題のショットに関しては「よくこの順位で踏みとどまっているなという感じ」と首をひねるほど。ティーショットがフェアウエーを捉えたのは14ホール中7ホールと半分だった。だが、2番でバンカーから1・2メートルに寄せてパーセーブすると、3番パー5はラフからの第3打を30センチにつけてバーディー。4番は3メートル、8番では6メートルのパットをねじ込むなどアプローチとパターがさえた。パット数は第1ラウンドが27、第2ラウンドは26と安定。「今のショットは優勝を狙える状態じゃない。でも、いいところでバーディーパットが決まってくれる」とうなずいた。

 一時は通算9アンダーまで伸ばして首位をひた走ったが、後半は風が強まり、「思ったところにほとんど打てなかった。パーを取るのに一生懸命だった」と必死で耐えた。10番からは3ホール連続で1パットのパーで耐えたが、最終18番は第2打がバンカーに埋まる“目玉”になる不運でボギー。それでも、「後半はよく1オーバーで回れた」と前向きだった。

 昨年1打差で優勝を逃し「去年ここで負けたことが凄く悔しかった。それから勝てるように準備しているが、なかなかチャンスがない」と話していた。その雪辱を果たすチャンスをつかんだ。米ツアー2勝目を懸けた残り36ホール。「自信を持って打てるようショットもパットも練習する」と話すと、足早に練習場へ向かった。

 ≪平均パット数4位≫松山の2日間を終えての主な部門別成績を見ると、フェアウエーキープ率が53.57%で全体72位、パーオン率が66.67%で全体15位。ショットメーカーの松山にとってはやや物足りない数字といえる。だが、パーオンに成功したホールにおける平均パット数は1.542で全体4位。安定したパッティングが快進撃を支えている。

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2016年2月7日のニュース