ワトソン、自身の失言で観客からブーイング “お返し”はバーディー

[ 2016年2月5日 15:39 ]

バッバ・ワトソン (AP)

 米男子ゴルフのフェニックス・オープンは4日、アリゾナ州スコッツデールのTPCスコッツデール(パー71)で第1ラウンドが行われたが、名物の16番ホールで観客からのブーイングが止まない場面が見られた。

 パー3の同ホールはティーグラウンド周辺が巨大なスタンドに囲まれており、約1万5000人の観客がショットのたびに大歓声を上げることで有名。この光景は「最もうるさいホール」としてゴルフファンにはお馴染みとなっている。

 1997年にタイガー・ウッズがホールインワンを決め、歓声が鳴り止まなかったことはあるが、この日は様子が違った。バッバ・ワトソン(37=米国)がティーグラウンドに立った瞬間からブーイングが沸き起こり、アドレスに入っても構わずに「ブー」。

 これはワトソンが大会前に「このコースが大嫌い。自分のスポンサーのためだけにプレーするのさ」とコメントしたことが発端。ブーイングにも負けず、レフティーが放ったティーショットは見事にグリーンをヒットすると、このパットを決めてバーティー。マスターズ過去2勝の実績は伊達ではない、さすがの強いメンタルを示した。

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2016年2月5日のニュース