高梨、自身初の8連勝!圧倒的強さ、今季10戦9勝

[ 2016年2月5日 03:05 ]

今季9勝目を挙げた高梨(中)左は2位のルンビー、右は3位のアブバクモワ(AP)

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は4日、ノルウェーのオスロで個人第10戦(HS134メートル、K点120メートル)が行われ、高梨沙羅(19=クラレ)が合計305・8点をマークし、自身初の8連勝で今季9勝目、通算39勝目を挙げた。

 1回目に最長不倒の137・5メートルを飛んでトップに立った高梨は2回目も136メートルの大ジャンプで、2位のマレン・ ルンビー(ノルウェー)に20点以上の大差をつけて快勝した。高梨は今季10戦中9勝と圧倒的な強さを誇っている。

 その他の日本勢は、伊藤有希(土屋ホーム)が7位、勢藤優花(北海道メディカルスポーツ専門学校)が12、岩渕香里(松本大)は15位だった。

 女子で今季唯一のラージヒルでのW杯となった第10戦は、個人総合の上位選手ら計31人で争われた。

 ▼高梨沙羅の話 いいジャンプを2本そろえられた。いい風ももらえた。試技はあまり良くなかったが、うまく切り替えられて収穫になった。一試合一試合楽しんで飛べている。

 ▼伊藤有希の話 2本目は(踏み切りの)タイミングが少し遅れた。少しずつは良くなってきているので、それを信じて積み重ねたい。全体の流れが大事。精度と確率を上げていきたい。

 ▼岩渕香里の話 1本目は条件にも恵まれて結果もついてきたが、2本目で順位を落としてしまってすごく残念。(1桁順位に届かず)悔しい。今大会は一番可能性があると思っていた。

 ▼勢藤優花の話 1本目は(踏み切りの)タイミングが遅れてあまりいいジャンプではなかったが、2本目はいいジャンプだった。今の調子を落とさないで最後までいけるようにしたい。

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