サンウルブズ“唯一”の大学生・具智元、日本代表入りへ挑む

[ 2016年2月4日 18:51 ]

JISSでのメディカルチェックを終え、取材に応じるサンウルブズの具智元

 “唯一”の大学生プレーヤーが日本代表への登竜門をくぐる。世界最高峰リーグ「スーパーラグビー(SR)」に参戦するサンウルブズのプロップ具智元(グ・ジウォン、21=拓大)ら選手が4日、東京都の国立スポーツ科学センターでメディカルチェックに臨んだ。中3で来日してから高校日本代表、U20日本代表と各世代代表に選出されてきた具は「日本代表でプレーしたいと思っている。19年のW杯に出たい」とサンウルブズで活躍して代表入りを目指す考えを示した。

 父・東春(ドンチュン)さん(52)は元韓国代表の伝説的プロップで、社会人ラグビー時代のホンダでも活躍した。父の薦めでラグビーを始めたのは小6と遅かったが、翌年にはニュージーランドのウェリントンカレッジへラグビー留学に送り出された。暇を見つけては1対1のスクラム練習を行うなど英才教育を施され、「韓国よりも人気があり強い」という理由で中3からは日本へ留学。チームスタッフ曰く「スクラムの姿勢は世界一」と評価されてのサンウルブズ入りで「父は今でも助言してくれる。サンウルブズ入りは喜んでくれたけど、ケガを心配してました」と話した。

 現役大学生選手は同じ右プロップの平野(東海大)と2人だけだが、平野が今年度で卒業して4月にパナソニック入りする一方で、具はまだ3年生。「卒業はたぶん大丈夫です」と取得単位は足りている模様だが、残り1年のキャンパスライフを犠牲にして世界一過酷なリーグに飛び込むことになる。

 右プロップはFWで唯一、昨年のW杯出場選手がいないポジションでもあり、サンウルブズで「3番」を掴むことが、日本代表への近道となる。「強みのスクラムでアピールして、フィールドでも走れるようにプレーを磨きたい」。夢をかなえるため、スーパー大学生の挑戦が始まる。

 ◆具 智元(グ・ジウォン)1994年7月20日、韓国・ソウル生まれの21歳。小6でラグビーを始め、大分・日本文理大付属高を経て13年4月に拓大に入学。高校日本代表、U20日本代表にも選出された。ポジションはプロップ。1メートル84、122キロ。父・東春(ドンチュン)さんは元韓国代表プロップで、兄のSO智允(グジュン)は拓大4年で4月にホンダ入り予定。

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