日本代表プロップ山下、SR参戦へ!NZ強豪でリーチ主将とタッグ

[ 2016年2月4日 15:21 ]

W杯でも活躍した日本代表プロップ山下

 ラグビートップリーグの神戸製鋼は4日、昨年のW杯日本代表メンバーのプロップ山下裕史(30)が世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」の強豪チーフス(ニュージーランド)に挑戦すると発表した。山下のスーパーラグビー参戦は初めて。現地で練習参加し、メディカルチェックを受けた後、正式契約の見込み。期間は2月10日からシーズン終了までで、その後は神戸製鋼に再合流する。

 大阪市四条畷市出身の山下は、京産大を経て08年に神戸製鋼に入団。サイズを生かしたスクラムの強さには定評があり、09年に日本代表初キャップを獲得した(通算49キャップ)。11年W杯のメンバー入りは逃したが、その後は順調にキャップを重ねて昨年のW杯代表メンバー入り。大金星となった南アフリカ戦では途中出場して決勝トライにつながるスクラムを組むなど、全4試合に出場(うち先発2試合)して歴史的3勝に貢献した。

 山下は神戸製鋼を通じて「この度はスーパーラグビーに挑戦できることを大変嬉しく思うと同時に、快く送り出してくれた神戸製鋼所、オファーをいただいたチーフスの関係者の皆様に感謝申し上げます。自分にとって新たなチャレンジですので、精一杯努力し、持っている力を思う存分発揮したいと思います。そして多くのことを吸収し、成長した姿で神戸に帰ってきます」とコメントした。

 チーフスには日本代表主将のリーチ・マイケルが所属しており、日本人タッグの活躍にも期待が掛かる。山下の参戦により、今シーズンに海外のスーパーラグビーチームに所属する日本選手(日本人および日本代表選手)は6人目となった。

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2016年2月4日のニュース