沙羅 自己最多タイ7連勝!雨中も別次元の飛躍

[ 2016年2月1日 05:30 ]

7連勝を飾った高梨(中)、2位のダニエラ・イラシュコ、3位のマレン・ルンビ(AP)

 ノルディックスキーのW杯ジャンプ女子は31日、ドイツのオーベルストドルフで個人第9戦(HS106メートル、K点95メートル)が行われ、高梨沙羅(クラレ)は1本目102・5メートル、2本目97メートルの合計271・2点で、自己最多に並ぶ7連勝を飾った。今季9試合目で8勝目で通算38勝目。勢藤優花(北海道メディカルスポーツ専門学校)は7位、1本目で2位につけた伊藤有希(土屋ホーム)は2本目に失速し、8位だった。

 高梨は1回目で102・5メートルを飛び、2位の伊藤に11・8点差をつけて首位に立った。テレマーク姿勢も確実に入れて、飛距離だけでなく飛型点もトップ。雨が降り、上位勢も苦しむ中でただ1人、別次元の飛躍を披露した。

 30日は追い風の中で大飛躍を2本そろえて完勝。「台の特徴はまずまずつかめた。いいイメージのまま終われたので、明日につながる」と自信を示していた通り、2本目も97メートルを飛び、気象条件に左右されない強さを見せつけた。

 ▼高梨沙羅の話 こんな天候(大雨)の中での試合は初めて。いい経験をさせてもらった。自分をコントロールして飛べたのは良かったと思う。

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2016年2月1日のニュース