キャバリアーズ3連勝 ジェームズが史上17人目2万6000得点

[ 2016年1月30日 18:53 ]

 NBAは29日に各地で9試合を行い、東地区全体首位のキャバリアーズは地元クリーブランドでピストンズを114―106(前半66ー58)で下し、3連勝で33勝12敗。20得点を挙げたレブロン・ジェームズ(31)は史上17人目の2万6000得点(2万6005)を達成した。ケビン・ラブ(27)も29得点、カイリー・アービング(23)も28得点をマーク。主力3選手が全員20得点以上を稼いだのは今季これが初めてで、ティロン・ルー新監督(38)の成績は就任後、3勝1敗となった。

 ただしこの日のジェームズはイライラ気味。ディフェンスを巡ってチームメートのトリスタン・トンプソン(24)とコート上で口論を交わしただけでなく、ピストンズのマーカス・モリス(26)とも一触即発のもみあいを演じるなど、終始表情は険しかった。

 ピストンズは25勝22敗。センターのアンドレ・ドラモンド(22)は20得点8リバウンドをマークしたものの、苦手のフリースローは8本中6本失敗した。

 西地区全体3位のサンダーは地元オクラホマシティーでロケッツに116―108(前半55―58)で勝って3連勝で36勝13敗。ケビン・デュラント(27)が33得点12リバウンドを挙げれば、ラッセル・ウエストブルック(27)は26得点10リバウンド14アシストで今季6回目(通算25回目)のトリプルダブルを達成した。

 ロケッツは25勝24敗。ジェームズ・ハーデン(26)が33得点7リバウンド7アシストをマークしたものの、サンダーが誇る二枚看板を阻止できなかった。

 不振のレイカーズはクリッパーズに93―105(前半49―54)で敗れて9連敗。22シーズンぶりの10連敗が目前に迫ってきた。コービー・ブライアント(37)は欠場。2季目のフォワード、ジュリアス・ランドル(21)が23得点14リバウンドを稼いだものの、勝機は築けなかった。

 ロサンゼルスのクロスタウン・ライバルを退けたクリッパーズは31勝16敗。ブレイク・グリフィン(26)は右手の骨折で戦列を離れているが、リーグ屈指のパワーフォワードが不在となった試合を14勝3敗で乗り切っている。

 セルティクスは地元ボストンでマジックを113―94(前半58―48)で退けて27勝21敗。今季最長の5連勝を飾った。ベンチから出たケリー・オリニク(24)とマーカス・スマート(21)がともに16得点。球宴に監督投票での出場が決まったアイザイア・トーマス(26)は14得点8アシストを記録した。

 5フィート9インチ(1メートル75)での球宴出場は1979年のカルビン・マーフィー(ロケッツ)以来、37年ぶり。小柄なトーマスのプレーは現役最後の球宴となるブライアント同様に注目を集めるだろう。

 マジックは8連敗を喫して20勝25敗。ベンチ勢のスコアで35―62と大差をつけられ、層の薄さを露呈する試合となった。

 <その他の結果>

ニックス(23勝26敗)102―84サンズ(14勝34敗)、ヒート(26勝21敗)107―103バックス(20勝29敗)、マーベリクス(27勝22敗)91―79ネッツ(12勝35敗)、ジャズ(21勝25敗)103―90ティンバーウルブス(14勝34敗)、トレイルブレイザーズ(22勝26敗)109―91ホーネッツ(22勝25敗)

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2016年1月30日のニュース