クルム伊達、競技人生懸け左膝手術を決断「引退も考えました」

[ 2016年1月28日 21:32 ]

クルム伊達公子

 女子テニスのクルム伊達公子(45=エステティックTBC)が28日、自身の公式ブログを更新し、左膝半月板の内視鏡手術を受ける決断を明かした。

 左膝は昨秋から痛みを感じ始めたという。これまで治療を続けながらプレーしてきたが、全豪オープン後に帰国し検査を受けたところ、半月板に「これまで亀裂だった箇所が今回、断裂」の状態に。そのため手術を決断したという。

 「今のままではアスリートとしてもかなりの時間をリハビリにかけないと厳しい。それでも膝が耐えられるのは1~2試合では私は満足できない。しかもアスリートじゃない中でスポーツを楽しむためにも手術は必須。ならばもう手術をする選択しかないと思ったのです」。

 そして「もちろん今すぐに引退も考えました」と伊達。「でも結論は、まだやり残したという想いの中でピリオドは打ちません 。ドクターを信じ、可能性に掛け、いつになるかはわからないけれど、コートにもう一度立てる日を信じて手術、そしてリハビリいう未知の選択をしました。私のアスリートとしての最後になるであろう未知の選択へのチャレンジを見守っていただけると嬉しいです」とつづっている。
 
 伊達は今月14日、全豪オープン女子シングルスの予選1回戦で22歳のフランス選手に2―6、7―6、4―6で敗れた。

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