名古屋、日本リーグ不参加 ホッケー男子の強豪

[ 2016年1月28日 12:50 ]

 ホッケーの日本リーグ男子の強豪で、多くの日本代表を輩出してきた名古屋フラーテルが今季のリーグ戦に参加しないことが28日、分かった。12日付でリーグ機構に休会届を提出した。チームは名称変更の可能性はあるが現在のクラブチームの形態で存続し、全日本選手権や全日本社会人選手権などには出る方針。

 チーム関係者は、リーグだけに不参加の理由について「複合的な要因」と述べるにとどめた。

 名古屋フラーテルは企業チームの表示灯が2006年にクラブチーム化して発足。NPO法人が運営し、愛知県の複数の企業が選手の受け皿となって支えてきた。ただ、男子日本代表が今夏のリオデジャネイロ五輪出場を逃したことで、法人内にチームの存在意義を問う声や、今後の活動見直しを求める意見が出ているという。

 日本協会幹部は「大変残念。資金が潤沢で一生懸命活動してくれるチームが出ないのは、日本全体の選手強化を考えてもマイナス」と懸念した。

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2016年1月28日のニュース