連覇は横綱昇進に値する…横審、琴奨菊を高く評価

[ 2016年1月25日 19:38 ]

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は25日、東京・両国国技館で定例会合を開き、大相撲初場所で日本出身力士として10年ぶりの優勝を果たした大関琴奨菊を高く評価し、初の綱とりに挑む春場所(3月13日初日・エディオンアリーナ大阪)で2連覇した場合は昇進に値するとの見解で一致した。

 横審の守屋秀繁委員長(千葉大名誉教授)は、14勝1敗で初制覇の琴奨菊がかど番を5度も経験していることを指摘した上で「連続優勝なら昇進を推薦する根拠にはなる。準優勝の場合は相撲内容で判断したい」と述べた。会合に同席した相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「内容で決める。今の時点で何勝ならなどとは申し上げられない」と話したという。

 初場所は日本勢の賜杯獲得が大きな話題となったが、守屋委員長は「インターナショナルな考えでいいのでは。横綱3人がモンゴル人だからどうとか、強く言っている時代ではない」と話した。

 12勝3敗で3場所続けて優勝を逃した白鵬について、あっけなく敗れた残り2日間の内容に一部委員から苦言が出た。

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2016年1月25日のニュース