琴奨菊 一夜明けで喜び新た「こんな世界もあるのかと…」

[ 2016年1月25日 11:00 ]

タイを持ち上げる琴奨菊(前列右)と笑顔で写真に納まる祐未夫人(前列左)、父・菊次一典さん、母・美恵子さん

 大相撲初場所で日本出身力士として10年ぶりの優勝を果たした大関・琴奨菊(31)が千秋楽から一夜明けた25日、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で記者会見した。

 優勝した実感について聞かれると「こんな世界もあるのかと…」と、まだまだ信じられない様子だが、「いろいろな方が担いできた賜杯の重みを感じる。本当に誇りに思う」と喜びを新たにしていた。

 気持ちは既に春場所(3月13日初日・エディオンアリーナ大阪)へ向かっており「もう一つ上(横綱)がある。優勝を目指したい」と話した。

 琴奨菊は3横綱を連破するなど初日から12連勝。13日目に敗れたが、残り2日間に勝ち、14勝1敗で賜杯を抱いた。31歳11カ月での初優勝は年6場所制となった1958年以降で3番目の年長だった。

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2016年1月25日のニュース