世界一有名なアリーナでスキャンダル 従業員がチケット不正転売

[ 2016年1月25日 09:55 ]

マディソン・スクエア・ガーデンでのニックス戦 (AP)

 米国のスポーティングニューズは24日、世界的に有名なアリーナとして知られるマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)で、従業員が不正にチケットを転売したとして解雇されたと報じた。

 解雇されたのは複数のチケットセールス部門の幹部で、MSGを本拠地とするNBAのニックスやNHLのレンジャーズのチケットを、興行チケットの2次流通サービスを手掛ける「スタブ・ハブ」社に転売して利益を得ていたという。

 MSGの規定では、従業員がチケットを購入する際、管理者への報告が必要で、さらに購入の理由を説明しなければならないことになっている。しかし、解雇された幹部らはこの規定を無視してチケットを入手。最も安いチケットを不正に購入し「スタブ・ハブ」社へより高い価格で転売するという手口を繰り返していたようだ。

 この不祥事を受け、MSGのスポークスマンは「これは解雇された従業員の問題であって、こちらとしてはそれ以上、コメントすることがない」と組織レベルの不正ではないことを強調した。

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2016年1月25日のニュース