琴奨菊立ち合い前のルーティン「琴バウアー」流行語大賞候補!?

[ 2016年1月25日 05:30 ]

いつものルーティーンで気合を入れる琴奨菊

大相撲初場所千秋楽

(1月24日 両国国技館)
 大関琴奨菊(31=佐渡ケ嶽部屋)が、日本出身力士として10年ぶりに賜杯を手にした。立ち合い前のパフォーマンスには愛称まで付き、大ブレーク寸前だ。

 琴奨菊の代名詞にもなっている、両腕を大きく開き体を反らす立ち合い前のルーティンが、相撲ファン以外からも注目を集め始めた。テレビの情報番組やインターネット上では、フィギュアスケートの「イナバウアー」に見立てて「菊バウアー」「琴バウアー」という愛称までついた。初優勝後のインタビューで本人が「琴バウアーでいきましょう」と正式に命名した。

 琴バウアーが生まれたのは、2011年7月の名古屋場所終盤で連敗し、大関昇進のチャンスをつぶしたことがきっかけだった。精神面の弱さを克服するため、NHKの企画でメンタルトレーニングの第一人者、東海大体育学部の高妻容一教授のもとを訪ねた。同場所の映像を見返した結果、勝った時と負けた時で立ち合い前の動きが違っていたことが判明。快勝したときの動きが、琴バウアーにつながった。高妻教授は、その点を指摘。さらに、平常心を保つために意識して深呼吸する方法などを指導した。

 琴バウアーが人気を博していることについて高妻教授は「メンタルトレーニングをこつこつと積み上げた彼の努力の結果」と話した。初優勝を「心技体のバランスが非常によかったと思う」と喜んだ。

 ルーティンといえば、昨年はラグビー日本代表・五郎丸歩(29)の「五郎丸ポーズ」が話題をさらった。琴奨菊が綱獲りのかかる来場所以降も快進撃を続ければ、「琴バウアー」は年末の新語・流行語大賞の有力候補になってくる。

 ▼イナバウアー フィギュアスケートで爪先を180度に開いて滑る技。06年トリノ五輪で荒川静香が体を反らしながらのイナバウアーを披露し金メダル。同年の新語・流行語大賞に選ばれた

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