豊ノ島 殊勲賞もライバル琴奨菊V複雑「まあしゃあない」

[ 2016年1月25日 05:30 ]

殊勲賞の豊ノ島(左)は琴奨菊と握手

大相撲初場所千秋楽 栃煌山 突き出し 豊ノ島

(1月24日 両国国技館)
 初場所の三賞選考委員会が両国国技館内で行われ、殊勲賞は豊ノ島が3回目、敢闘賞は正代が初の受賞となった。

 豊ノ島は栃煌山に突き出されて12勝3敗で終えたものの、13日目の琴奨菊撃破が評価されて殊勲賞を受賞した。前日の嘉風戦で左膝を負傷し「固定しても痛かった」と万全ではなかったが「出てる以上はケガのせいにはできない」と言い訳はなし。「三賞の上を狙ったので寂しいものはある」と小学生時からのライバルに賜杯を奪われて悔しさをのぞかせた一方で琴奨菊を花道奥で出迎えて祝福。「まあしゃあない。良かった」と複雑な感情が芽生えていた。

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2016年1月25日のニュース